ÇHOMEブログvol.79 日本の医療制度を名実ともに世界一にするために~ Medical Tourismを考える ~《第11回》

vol.79 日本の医療制度を名実ともに世界一にするために~ Medical Tourismを考える ~《第11回》

吉田つねひこ「政治が視えるメルマガ」の第79号です。

このメルマガでは、国会の流れ、政策の動き、私の活動などをお伝えします。

 

テーマ : 日本の医療制度を名実ともに世界一にするために

~ Medical Tourismを考える ~

―第11回―

 

~はじめに~

「Medical Tourism(メディカルツーリズム)」について今回で11号目の投

稿となります。数稿にわたり、タイのPublic Sectorの雄である国立チュラロ

ンコン大学医学部付属病院(以下チュラ大)における診療風景を覗きました

が、本稿では、Personal Sectorのファーストクラス病院の代表であるバンコ

ク・ジェネラル病院の診療風景を覗いてみます。

 

■Medical Tourism(メディカルツーリズム)を考える

 

:その11 タイのMedical Tourism<己>

タイやシンガポールでは株式会社による病院経営が認められており、バン

コク・ジェネラル病院は株式会社であるバンコク・ドゥシット・メディカル

・サービシーズの経営する病院です。1972年2月26日に開業し、当時の病床数

は100床で看護師数は30名程度でしたが現在は80検査室、病床数は550床を超

える東南アジア地区において最も大きい私立病院の一つとなっています。世

界でも最先端の医療機器と技術による治療を提供する医療機関の一つであり、

毎日2,500人を超える患者が来院します。

 

タイのMedical Tourismの拠点となっており、以前はタイ人の全国民の3%に

あたる富裕層が患者の8割を占め、外国人患者は2割程度でしたが、その割合

は年々増加し、現在では年間160カ国を超える地域からの患者340万人以上に、

ヘルスケアを提供しています。近年、中東諸国からの外国人患者の増加によ

り中東専用外来待合室と中東専用病棟も造られました。中東諸国向けの男子

便所では小便器にも排泄器洗浄用ホースが取り付けられています。また、日

本人専用外来と病棟もあり日本語で診察を受ける事が出来ます。

 

ただし、当然ながらタイ人は自己負担料無料のタイの国民皆保険類似制度

「30バーツ医療制度」による利用はできません、全ての患者は全額自費で診

療を受ける、もしくは民間医療保険を利用することになります。

 

前述したバックパッカーの体験記のように外来待ち時間はほとんどなく、

5つ星ホテル並みのサービスを受ける事が出来るファーストクラス病院です。

病院玄関にはコンシェルジェが待機し、病室は全て個室であり、リビングル

ームや家族用個室に加えてメイド用寝室なども完備されています。

 

医療機器に関しても例えばCTは64列マルチスライスのみを完備し、検査に

要する待ち時間はほとんどなく、受診日に即日撮影可能となっています。ま

た、救急救命モーターランスサービスを配備しており、緊急事態には救急車

サービス、また、フライト中で発生した急病患者や重症患者に対する空港に

向けての緊急空港着サービスを提供しています。

 

タイの医療そしてMedical Tourismについて簡単にまとめたいと思います。

現状では、タイの外国人患者受入れ患者数は世界一多くなっています。医療

で外貨を稼ぐタイの発想そのものは間違ってはいないかも知れませんが、最

近では、中東諸国の富裕層の患者が増加し、結果としてタイ国内での受けら

れる医療の格差拡大が顕在化しています。自国民を置き去りにした医療は成

立しづらく、医療格差の拡大でタイのMedical Tourismは早晩行詰る可能性

があると指摘する専門家も多数いるのが現実です。

 

次稿では、Medical Tourismにおける日本の状況と可能性を考察していき

たいと思います。

 

(次号に続く)

元衆議院議員 吉田つねひこ

 

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(2017年4月5日 記)

 

民進党愛知県第1区総支部長

元衆議院議員 吉田つねひこ

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