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vol.80 日本の医療制度を名実ともに世界一にするために~ Medical Tourismを考える ~《第12回》

吉田つねひこ「政治が視えるメルマガ」の第80号です。

このメルマガでは、国会の流れ、政策の動き、私の活動などをお伝えします。

 

テーマ : 日本の医療制度を名実ともに世界一にするために

~ Medical Tourismを考える ~

―第12回―

 

~はじめに~

「Medical Tourism(メディカルツーリズム)」について前回まで11回に渡り

先進的に取り組んでいる諸外国の事例を取り上げてまいりましたが、今号か

らは数稿に渡り日本の状況と可能性について考察してまいります。

 

■Medical Tourism(メディカルツーリズム)を考える

 

:その12 日本のMedical Tourism<甲:出島≒医療特区?>

前稿までで述べたタイの首都バンコクのPublic Sectorの雄である国立チュ

ラロンコン大学医学部付属病院やPersonal Sectorのファーストクラス病院の

代表であるバンコク・ジェネラル病院そしてあまたある病院群は、例えて言

えば、豪華なリッツカールトンホテルからカプセルホテルまでの大きな格差

があります。そういう意味では、日本の病院は総じてリーズナブルで平等な

サービスが保証されたビジネスホテルの様だとも言えます。

 

一般的に海外の保険医療制度と比較し、日本の国民皆保険は素晴らしいと

言えます。日本の医療保険は、特に平等性やアクセスビリティという観点で

は間違いなくダントツの世界一であると断言できます。しかしながら、医療

をグローバルな輸出財とみた場合は、日本の医療制度は鎖国状態とも言える

でしょう。

 

確かに地方の中核病院や大規模介護施設は雇用を促進し、地域を活性化し

ている側面があります。つまり、地域によっては病院が重要な基幹産業にな

っています。ただしこれは、あくまで内需拡大という面での国内産業という

意味においてと限定されます。その良い例が、千葉県鴨川市の亀田総合病院

や福岡県飯塚市の麻生飯塚病院であると言えます。

 

現時点で、日本の医療を輸出財と考えた場合、現状では医療レベルが高く

かつ人件費が安いタイやインドに敵わない可能性が高いと思われます。しか

しながら、それでもなお日本でもMedical Tourism の活性化に注力をしてい

くことは、外貨獲得による日本経済の活性化を誘導するための一つの手段か

もしれません。そう考えた場合、例えば様々な規制を緩和した医療特区の

「出島」を設置するという日本的には甚だ大胆な手段もアジアにおける病

院国際競争を勝ち抜くためには必要になってくると思います。

 

そのような状況下で行政に目を向けると内閣府と経済産業省は大いに乗り

気であり、反面厚生労働省と医師会は現時点では慎重もしくは反対のスタン

スのようです。我々はどちらの道を選択すべきなのでしょうか?勿論、日本

におけるMedical Tourism の活性化は期待されるほどの外貨獲得手段となる

かは疑問が残りますし、更には、医療ビザの問題・病院職員の語学の問題・

外国文化や宗教などへの理解の問題・・・・・等と課題は山積しています。

 

また、Medical Tourism後発国の日本はどのような戦略を立てていくべき

でしょうか?日本では、2009年12月にメディカルツーリズムが「新成長戦略」

に盛り込まれました。現在、正確な数値はありませんが、推測による日本に

おける外国人の医療機関受診者数は4万から5万程度ではないかとされていま

す。しかしながら、日本政策投資銀行の調査によると日本国内のMedical

Tourismの潜在的な市場規模は2020年で約5,500億円と推計され、経済波及効

果は約2,800億円にも上る可能性があるとされています。この調査は、海外

からのMedical Touristを約43万~45万人と見込んでいます。

 

次稿では、もう少し日本のMedical Tourismの可能性を考察していきたいと

思います。

 

(次号に続く)

 

元衆議院議員 吉田つねひこ

 

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(2017年4月25日 記)

 

民進党愛知県第1区総支部長

元衆議院議員 吉田つねひこ

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