私、吉田統彦は急遽ですが、明日2月25日(木)16:00~30分間の予定で予算委員会第五分科会(厚生労働省関係)の質疑に立ちます。
厚生労働省には様々お聞きしたいことはありますが、今回はワクチン接種円滑化システム(V-sys)について1問お聞きしたのち、ゲノム医医療についてを中心に質問する予定です。
現在私が事務局次長を務めている超党派の議員連盟で、仮称「良質かつ適切なゲノム医療を国民が安心して受けられるようにするための施策の総合的な推進に関する法律案」の制定に向け検討を進めているところです。
具体的な質問項目は以下の通りです。
(その他コロナ関連)
- 厚労省V-sysの民間連携について
(ゲノム医療関係)
2.ゲノム医療の提供及び研究開発の推進は国策として内閣提出法案として進めるべきでは?
3.幅広い医療分野における世界最高水準のゲノム医療を実現するとともに世界をリードする革新的なゲノム医療を開発し、その恵沢を広く国民が享受できるようにするために何が必要か。
4.ゲノム医療の提供及び研究開発には、遺伝子の編集を伴うものその他の人間の尊厳の保持に重大な影響を与える可能性があるものも含まれることに鑑み、その各段階において生命倫理への適切な配慮がなされるようにするとともに安全な医療応用を実現するため立法、もしくはガイドラインを早急に整備すべきでは。世界初の革新的なゲノム編集遺伝子治療の実現を目指す上では不可欠と考えるが如何。
5.遺伝子診断システムに関する利益相反関係及び次世代の遺伝子検査を見越した遺伝子診断ガイドラインの策定如何。
6.ゲノム医療を受け、又はその研究開発に協力して試料、塩基配列情報等を提供するものについて適切な相談支援が保証されるべきと考えるが、全員遺伝子カウンセリングする余裕も人的資源も日本にはない現状如何
7.2018年6月1日の質疑で加齢黄斑変性についてのiPS治療について情報公開が不十分とのことだったが、二年半経過しその後の進捗は如何
8.世界の潮流として、動物実験などの成果を踏まえて、トランスレイショナルリサーチの臨床応用段階は再生医療から遺伝子治療へと舵を切りつつあると考えるが如何。
9.昨年8月31日の日本学術会議臨床医学委員会臨床ゲノム医学分科会の提言でも、研究成果をどのように臨床の場で生かしてくかのかについての具体的な計画立案が不十分とされておるが、どのようにして体制整備、人材育成を行っていくのか如何。
10.網膜色素変性の遺伝子検査がいまだ保険収載されていない理由如何
11.FDAで承認された重症型網膜色素変性に対する遺伝子治療薬(Luxturna)が日本では承認されていない理由如何。
今回は議連の役員として、そして医師、研究者として、現在の日本のゲノム医療の問題点について厚生労働省の幹部に質問してまいります。
なお、予算委員会第五分科会は、衆議院TVインターネット審議中継から視聴が可能でございます。是非ご覧ください。
衆議院議員 吉田つねひこ 拝
(衆議院TVインターネット審議中継URL : http://www.shugiintv.go.jp/jp/)
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